要らずの姫は人狼の国で愛され王妃となる! 〜大事に育てられた姉の代わりに政略結婚することになりました。お相手は蛮族と聞いていたのですが、紳士で優しい国王様ですよ?〜

〈完結しました。第9回ネット小説大賞一次選考通過中です〉

皇帝夫妻の娘として生まれながらも、双子を忌む因習によって捨てられたエルネスタ。市井で育った彼女の元に、ある日皇帝からの使者がやってくる。

「出奔した姉姫の代わりに蛮族たる人狼王イヴァンの元に嫁ぐこと」

身勝手な勅命を最初は断るものの、育ての母の病気を治すことを条件に引き受けることに。
しかし恐々としながら嫁いでみれば、超絶美形の夫は特に恐ろしいことをしてくるでもなく、周囲の人狼たちも良いひとばかりだった。

しかもエルネスタの庶民根性は、少数民族である人狼族にばっちりフィット。市井で培った明るさと根性が役に立ち、最初は壁のあった彼らとも打ち解けていくことに。

やがて周囲から敬愛される王妃となるのだが、身代わりであるエルネスタはきちんとわきまえていた。

これは双子の姉が連れ戻されれば終わる仮初めの立場なのだから、彼らの好意に甘える気なんてない。
それなのに、なんだか最近人狼陛下との距離が近いのですが……?

☆ヒーローは5話から出てきます。

ネット小説大賞様イラストプレゼント企画にて、イヴァンとミコラーシュを描いていただきました。
とても素敵なので是非ご覧くださいませ!
https://www.cg-con.com/topics/25120/

*戦闘・流血・未成年の飲酒について予告なしの描写あり。ファンタジー世界として広いお心でお読み下さい。
*アルファポリス 様にも投稿しています。

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