愛していますよ皇子様?ええ、本当に。

「本当は君の事を愛していたんだ!!!」

 私を抱き上げて彼はそう言った。
 金髪碧眼の彫刻と見間違うほどきれいな顔をした男性。
 この帝国の第二皇子で私の婚約者。
 頬を伝う熱い血の流れを感じながら、その言葉を私は聞いていた。

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