Sランクパーティ「翡翠の硝子」は悪王の妬みにより、未だ誰も生還したことのない魔界へ追放されることになった。
国を敵に回しては勝ち目がないと判断した勇者は、パーティの中でも目立った功績がなく謎の三角しか出せない主人公クラウスの能力を過小に申告することで、クラウスの魔界送りを回避することに成功する。
死地へと向かうパーティを支えられないことを悔やむクラウスに、勇者は告げる。
「俺はお前のことを最後まで使いこなしてやれなかったが、お前には特別な才能があると思っている。」
「いつか、その力の使い方がわかったら。どうか、人の為に使ってくれ。復讐などするなよ。」
クラウスは「主記憶装置」と呼ばれる少女に出会ったことで超跋スキル【万物創造】の真価を発揮、勇者の遺言を守る為に未知のクラフト能力を駆使して人々の暮らしを少しずつ豊かにしていく。
一方その頃、凶悪な魔物を地味に退治していた「翡翠の硝子」を魔界送りにした結果、王都周辺の魔物を狩れる存在がいなくなり、悪王はめちゃめちゃ困っていた。
※元々ファンタジーとして書いたんですが、SF色が強めなのでSFにしてみました。
第一章ではポリゴンと演算による攻防戦。
第二章ではめちゃめちゃがんばって橋をかける予定です。
レビュー