難聴の公爵令嬢と何もいわない殿下。〜本当に私でいいんですか? 殿下にはもっと良い方がいるのでは?〜

著者:

 アナの耳には生まれつき何も届かない。

 耳が聞こえない事で公爵家からは邪険に扱われ、両親とは別居している。だが本人はそんな事はまるで気にしない。いつも読書に夢中な女の子。メイドのマリアといつも一緒にいるし、孤独はあまり感じない。

「本さえ読めればそれでいいの」

 それ以上を望んではいけない。

 たくさんの本に囲まれ心を許せるマリアもいる。そんな小さな幸せを送っているアナに1通の招待状が届く。その相手は容姿端麗、次期国王の第一王子からのお茶会の知らせであった。

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