婚約破棄されたらジャングルに飛ばされました

著者:ロゼ

本日はお城で国王陛下のお誕生日の祝賀パーティが執り行われる。

私は重い気持ちを隠しながら、本来エスコートして頂ける婚約者である第三王子を待たずに王宮へと向かった。

待っていても来ない相手なのだ。

第三王子であり私の婚約者でもある【ロミナルド・サザバール】様、通称ロミオ様は現在子爵家のご令嬢である【タチアナ・テレーズ】様にいたくご執心で、パーティの類は必ずタチアナ様とご出席なさる。

国王陛下やロミオ様のお母様である王妃には「今だけの事だから目を瞑ってくれ」と言われてしまい、私はこの状況を飲み込む他なくなってしまった。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー