グラオン王国の婚約破棄〜令嬢は弁明せず〜

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グラオン王国王立学園卒業の日。
式典の開始早々に、王太子ルネスと彼の友人たちが突如その場を我が物とし、ルネスの婚約者である侯爵令嬢カーシェラへ、婚約破棄と国外追放を言い渡した。
彼女の妹であり、カーシェラに酷く苛められているというメイアを、堂々と傍らに侍らせて。

──けれども不思議なことに、カーシェラは彼らからの告発について、一切の弁明をすることなくその場を収めたのだった。

「ルネス殿下、メイア。側近候補の方々も、自らの発言にはしっかりと責任を負ってくださいませね?」

*「シュヴァルツ王国の婚約破棄〜妃の資格と役割と〜」の関連作ですが、単体で問題なく読めます。
*婚約破棄テンプレほぼそのまま。ただし悪役令嬢の反撃は搦め手です。
*タイトルに反して(?)台詞は多め。

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