努力だけで剣聖と呼ばれた男は過去に戻り『全知』スキルと共に再び頂きを目指す~使われていないからとTSさせられたことを神に物申したい~

著者:鬼田野

 突如として世界は一変した。人の理解の及ぶ範囲では説明のつかない空間――『ダンジョン』とその中に居る異形の姿の生物『モンスター』が現れたのだ。
 モンスターは科学では説明できない力を持っていて現代兵器で太刀打ちできなかった。
 世界が終わる……そう思われた時、特殊な力に覚醒する者たちが現れた。彼らのことをモンスターを狩る者、通称『ハンター』と呼ばれ、至る所に出現するダンジョンを攻略していった。
 しかし覚醒した者全てが強者ではなく、戦闘職の最低限スキルである【剣術】に目覚めた「橘 アキラ」は死に物狂いでダンジョンに挑み、研鑽し長い年月が経つ頃には『剣聖』と人々から呼ばれていた。

 ある日、人類最強と呼ばれている『勇者』とその仲間たちとダンジョンを攻略しに行った。
 そこで彼は勇者に貶められて殺されてしまう。覚ますはずのない目が開くとそこには自分とは思えない肉体、頭に響く謎の声。

 声の正体は過去に戻してくれた神が授けたスキル――『全知』だった。
 覚醒後にスキルを得る方法を知った剣聖は勇者が覚醒する前に再び頂きを目指す――。

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