婚約破棄? もう済んでましてよ? こちらから。

「婚約破棄? ええ、しますわよ? こちらから。」の後日談です。

 建国祭のパーティーでローゼをエスコートする、セシリア、ミリアム、シルビアの婚約者達。扇子の陰で会場を眺めながら状況を確認し合う彼女達の髪に飾られているのは、昨日のお茶会と同じ紫色の髪飾り。
 事前の打ち合わせとは違う状況に警戒するも、とうとう第一王子達からの婚約破棄宣言は行われた。
 何故か厳かな表情や口調の下でウキウキの国王が独演会で場を収めたことに不安を覚えるも、希望通りに自由の身となり会場を去った三人が向かったのは、婚約破棄が成立したら身を寄せようと予定していた修道院。
 修道院に届けられた国王からの「報告書」に不審を拭えない三人のところに、何処からか迎えが来るようで・・・?

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