おまえの秘密を知っている

著者:千東風子

『おまえの秘密を知っている』

 ある日、フィネの机にそう書かれた一枚のカードが置かれていた。

 はて。
 秘密、とは。

 他人に知られたくないこと。知られると不利益になること。恥ずかしいこと。

「私の、知られたくないこと……」

 心当たりの無いフィネは、痛くもない腹を探るため、己を省りみた。

 主観では一切心当たりがないので、乳母などから聞いている話も混ぜ、客観的に『己』を紐解いてみることにした。

 全六話です。
 家族の中で忘れられていた真ん中っ子が幸せになる話です。
 よろしくお願いいたしますm(_ _)m。

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