【完結】精霊王の末裔 〜先祖返りによって水竜の力がよみがえった俺は聖女になりたくない公爵令嬢と手を取りあって旅に出る。追放された元パーティに戻るわけないだろ〜

著者:綾森れん

ジュキエーレは生まれてすぐに聖女の加護を受けた。しかし魔力量が多い竜人族に生まれながら、彼は成長しても魔力無しのままだった。

15歳になったジュキエーレは幼なじみたちとパーティ「グレイトドラゴンズ」を組み、村を旅立った。冒険者ギルドに登録し、自らの<ギフト>を知る。そのギフトはレベル99にも関わらず、戦闘に不向きなものだった(と彼自身も、パーティメンバーも思っていた)。

「グレイトドラゴンズ」はすぐにSランクまでのぼりつめた。しかし魔力無しのジュキエーレは無能とみなされ、不要だと言い渡される。それでもパーティに残りたいと申し出たジュキエーレは翌日、ダンジョンに置き去りにされた。足をすべらせて最下層に落ちた彼を待っていたのは、半身を氷漬けにされたドラゴンだった。動けないジュキエーレめがけてドラゴンが衝撃波を放つと聖女のかけた封印が解け、先祖返りした彼本来の膨大な精霊力が解放された。

そうとは知らず愚かにもジュキエーレを追放したSランクパーティは、これまで楽勝だった低級モンスターすら倒せなくなり、冒険者ギルドからも除名され落ちぶれてゆく。

一方ジュキエーレは、聖女について調査するため訪れた隣国で、聖女になりたくない公爵令嬢と出会い恋に落ちた。最強の力を得たジュキエーレと、聖女の力を持つ公爵令嬢の幸せな旅が幕を開ける。

※「★」がついている回は三人称視点のお話です。

※追放サイドの没落は「09、Sランクパーティ、Fランクになる」からです! 「18★Fランクパーティは苦戦中」から落ちぶれ本格化☆

※聖女になりたくない公爵令嬢さん初登場回は「14★アルバ公爵家の姉妹」です。

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