無能執事が実は最強万能だった~ワガママお嬢様に奴隷のようにこき使われてた俺、理不尽に追放される。今更俺の価値に気付いて泣きついても遅い、Sランク冒険者として頼られてるので

著者:茨木野

主人公セネル・ヴァースはデッドエンド家の執事として育ち、幼馴染のシバラ令嬢と共に育てられた。

自分を拾ってくれた先代当主への恩を返すため猛特訓。
誰でも使える生活魔法を極めた結果、戦闘から雑用までなんでもこなし、わがままお嬢様の無茶振りにも完璧にこなせる、超優秀な執事になっていた。

だがシバラの横暴な性格が、次第にセネルを苦しめていく。

ある日セネルは、他の使用人がお嬢様の大事なドレスを台無しにしてしまった、その罪を——濡れ衣を着せられてクビになった。

屋敷を追われたセネルは生きていくため、冒険者となる決意をする。
 
だがセネルは後に気づく。これくらいは当たり前だと思っていた仕事が、全部とんでもないことだったと気づく。

「古竜くらい素手でワンパンですよね?」
「聖域? いや雑巾掛けしただけですが?」
「大陸横断なら秒で可能ですよね」

一方、セネルがいなくなって、一見お屋敷はなにも変わらなかった。だが少しずつ崩壊していく。しかしセネルには関係のないことだった。

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