火六事務所へようこそ

著者:守野伊音

男が、いる。
私の部屋のベランダに、満面の笑みを浮かべた男が、頭をガラスに打ち付ける男が、私以外誰にも見えない男が、いるのだ。

大学一年の夏、毎日酷い悪夢のような現象に悩まされていた私は、とある事務所を訪ねた。
水溜まりと蝉の死骸があふれるうだるような夏に、私は柚木さんと出会った。

※気が向いたときに短期集中で一章ごと増えます。
 時系列・更新時期などばらばらで、基本一章ごとに完結の短編のような更新になる予定です。

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