公爵家から追放された俺、辺境の最強騎士団で英雄となる ~剣術の鍛錬ばかりしていたら粗暴だと追い出されたけど、気付けばどうやら【剣聖】にまでなっていたようです~

「この恥晒しめ! 魔術の勉学に精を出す兄に対して、お前は剣術ばかりにかまけおって……! 今すぐ荷物をまとめて、屋敷から出て行け!」

 王都の名門ベルグマイスター公爵家の次男として生まれたオスカー。
 公爵家の者たちは代々強力な魔術の才能を持っていたが、オスカーには全くそれがなかった。
 魔術がろくに使えない彼は代わりとして剣術の鍛錬ばかり行っており、遂には剣術など粗暴だと咎められて公爵家から追放されてしまう。

 追放されたオスカーは辺境の騎士団へ入ることになるが、実は魔術が使えないオスカーの剣才は並外れており、採用教官であった女騎士リーゼロッテに一方的に勝利するほどだった。

「……俺って、そんなに強いのか?」

「うん、もう異次元」

 ずっと屋敷の中で鍛錬を行っていた結果、知らず知らずの内に無敵の剣術を身につけていたオスカー。
 さらに彼の入った騎士団は〝国家防衛の要〟〝最強の辺境騎士団〟として名高い『ヴァイラント征服騎士団』であり、常に最前線で戦う気高い強者たちの集まりであった。

 そんな騎士団の一員となったオスカーは瞬く間に頭角を現していき、いずれ【剣聖の英雄】とまで呼ばれるようになっていく。

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