結婚式の前日に自分は転生者であるとカミングアウトした婚約者が破滅の未来を回避したいので協力して欲しいと泣きついてきましたが何かおかしいので逆に引導を渡してあげました

 王太子ティガスとの結婚を明日に控えていた公爵令嬢エリーシャの前にティガス本人が現れて言った。
 自分は前世では日本という国で生き、死後この世界に転生したという。
 ティガスは更にその後自身の浮気に起因する破滅を迎える度に結婚式の前日に時間が巻き戻り、破滅を回避する為に何度も同じ時間軸を繰り返していると告げる。
 しかし無限にやり直しができる訳ではなく次が最後のチャンスらしい。
 ティガスは自分が助かる為にエリーシャにも協力して欲しいと懇願するが、彼の出した案に違和感を覚えたエリーシャは表向きは承諾した振りをして逆にティガスに引導を渡す準備をする。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー