【完結】婚約者の浮気現場を見た悪役令嬢は、逃亡中にジャージを着た魔王に拾われる

※タイトル変更しました!旧タイトルは『それは本当に全て、魅了魔法のせいですか?』

学園卒業後、愛する人との結婚式を控え、私は幸せの余韻に浸っていた。

でもその幸せは、突然異世界から現れたユリカという少女に粉々に壊された。

彼女は王家に代々受け継がれる歴史書に記述されている、200年に一度現れる神の巫女と呼ばれる女性だった。

王に言い伝えられる伝承が200年ぶりに国中に伝えられ、人々は希望に歓喜した。

誰もが魔物に怯える日々から抜け出せると、巫女を希望の象徴として扱った。

学園に通う若者達は皆巫女の虜になり、彼女を崇めたて、彼女の気分を害する者は全て粛正していった。

異変はついに婚約者である王太子のルイスにまで及び、不安な日々を過ごす中で判明した妊娠。

ルイスと愛し合って出来た子だから、私は嬉しかったのに、

彼に妊娠を告げようとしたある日、私は見てしまった。

「ユリカ・・・。君が愛しくてたまらない。もっと早く君に出会えていたら、君を妻に欲したのに」

「ルイス様・・・私も貴方を愛しています」

王宮の彼の私室で神の巫女と逢引している婚約者の姿。

その瞬間、私の世界は真っ黒に染まった。

そして、目覚めた時に私は全てを思い出した。

この世界が、神の巫女であるユリカを主人公にした恋愛ゲームの世界だと。

私の婚約者のルイスも、攻略対象者なのだと。

そして私は卒業パーティで悪役として断罪される公爵令嬢レティシア・アーレンス。

王太子ルートの私の結末は死だ。

そんなこと、許さない。

この子を死なせたりしない。もうこの子は、私一人の子。

ユリカに心を移したルイスなんか要らない。

お腹の子と二人で生きていく。

そして悪役令嬢レティシア・アーレンスは、

卒業前に姿を消した。

※完全ご都合主義。シリアス&ラブコメ。

※召喚者(異世界転移) VS 転生者のお話です。

※アルファポリスでも連載中です。

※妊娠というセンシティブな内容が含まれているので苦手な方はそっと閉じてください。

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