【本編完結済】ようこそ、バッドエンドルートへ ~今回はバッドエンドまっしぐらなようなので、代わりに俺がハーレムエンドルートです~

『悪いな、今日は友達と遊ぶから』

 そう女性達に向けて言ったのは、モテモテ主人公の天道進。

 平凡な学生生活を送っていた俺、地道行人にまるで天啓のように聞こえたその声は、俺に行動を促した。

 まずは髪を切り、なんならちょっと染めちゃって、眼鏡からコンタクトに、そして親のコネを最大限に利用する。

 見た目性格共に大きな変化を遂げた俺の元には、徐々に人が集まって来るように。しかしそれらに全くと言って良いほど興味を持てなかった。

 俺が興味をひかれたのは、天道進の近くにいる女子生徒四人。しかしどうやら全員が天道に好意を抱いているようだ。

 でもお前、なんでそんな事になんの? そのまま黙って進めば普通にハッピーエンドなのに。

 あ~あ、お前が悪いんだぞ? お前がそんな選択をし続けるから彼女達は俺の所に来たんだよ。

 ここまで来たのは俺も初めてだけど…………ん? 俺は何を言っているんだ? 自分でもよく分からない。

 しかし何故か言わずにはいられないから言っておこう。『ようこそ、バッドエンドルートへ』

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