婚約破棄されたお人形令嬢は冷酷無残な若皇帝に惚れられる

著者:大原橙

『お人形令嬢』ことウルリカ・フォーゲルはクライン王国の伯爵令嬢である。とても美しい容姿を持った彼女の悩みは、表情筋が硬いこと。あまりに感情が表に出ないせいで「不気味な女は嫌だ」と最初の婚約者から言われる。その後公爵令息と婚約することになったが、ある日急に婚約破棄された。その理由はクライン王家の末姫と結ばれたいからだという。末姫にも婚約者がおり、その相手は『冷酷無残な若皇帝』と呼ばれるウーラヌス帝国の皇帝だった。『鉄仮面で二度捨てられた令嬢』というレッテルを貼られたウルリカは、自信喪失のまま身代わりの婚約者としてウーラヌス帝国へと嫁ぐ。
一方『冷酷無残な若皇帝』ことアルトゥール・エアスト・カイザーリングはクライン王国からの急な婚約破棄かつ代わりの相手として伯爵家の娘を送られ、「いい加減な国だ」と憤慨する。とっとと追い返してクライン王国との縁を切ろうとしたが・・・?

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