【一章完結】前世で騎士だった傷物令嬢、今世では護衛対象だった氷の騎士様に一途に愛される。(とりあえず、毎日『好きだ』と愛の言葉を囁いて迫るのはやめてくれませんか?)

著者:櫻田りん

生まれつき身体に大きな傷があることで虐げられてきた子爵令嬢──ルピナスは、とある日妹に婚約者を奪われ、挙げ句家を追い出された。

生きていくために働かなければと王都に向かうと、直後に前世の記憶──名はフィオリナ。歴代で初の、名の知れた女性騎士だったことを思い出す。

「この身体は軟弱ね……けど、これでも私結構強かったのよね。この程度の魔物なら余裕よ」

偶然魔物を始末することになったルピナスは、騒ぎを聞きつけた眉目秀麗な騎士団長と出会う。その人物は、前世で護衛対象だったキースだった。

(キース様……立派になられて……けれど、どうして騎士に?)

今世でも騎士として生きていきたいと思ったルピナスは、その後騎士見習いとして騎士団に入団し、キースに辛い記憶を思い出させないためにフィオリナであること隠す。
そしてルピナスとしての能力を発揮しながら再び騎士になるべく奮闘していく。

「──俺は、フィオリナしか愛するつもりはない」

一途にフィオリナを思うキースだったが、ルピナスと関わっていくうちにルピナスに少しずつ惹かれていく。
──そして、ルピナスがフィオリナの生まれ変わりであることを、とあることが原因でキースは知ることになる。

「ルピナスとしてもう一度出会えたんだ。今度は容赦しない。毎日好きだって伝えるから覚悟しろ」
「えっ!? キース様……!?」

一方で、婚約破棄をしたドルトはルピナスの妹の性格の悪さに徐々に気が付き……?

これは前世で騎士だったルピナスが、様々な困難に立ち向かいながら、護衛対象だったキースに一途に愛されるお話。

◇ハッピーエンドはお約束
◇暗いのは初めだけ

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