逆ハー要員と思われていた側近たちの言い分

著者:kii

近隣の国々に民主化の波押し寄せる時代、とある王国で、王太子と公爵令嬢の婚約が解消された。
妃教育を修了し、学園を卒業する公爵令嬢に、留学してもらい民主化を学んできてもらうためと発表されたが、近年の学園での様子を知る貴族たちからは、婚約者を姉から妹に交代するための布石と思われた。
学園では、王太子と公爵令嬢が一緒にいるところはほとんど見かけられず、王太子の側近たちが、妹令嬢に一日中侍っていた。

表向きの理由とは裏腹の公爵令嬢の国外への出奔に、国の重鎮たちから、王太子の側近への断罪が今始まる。

身分が低かったせいで強く言えなかっただけで、側近たちは頑張っていたんです。
妹が姉から奪ったのは婚約者ではありませんでした。

乙女ゲームは雰囲気だけ。
王太子が無自覚な思いやりのない人。

一応、微ざまぁ。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー