前世では殺されてしまった公爵令嬢ですが今世では死なないように頑張ります

アリアローズは、ロイシエン王国で宰相を務めるバルトレイ公爵家の長女として誕生した。
白金の髪にエメラルドグリーンの瞳を輝かせた可愛らしい公爵令嬢は、両親や兄、屋敷の皆にも愛され、大切に育てられた。

5歳の誕生日を迎えて間もない日の午後。
母と2つ上の兄ユーリスの3人で、中庭で楽しくお菓子を食べていた時、突然背中を強く殴られたような衝撃に襲われた。
激しい痛みと恐怖で胸を抱えるようにして椅子から転がり落ちるとそのまま5日間眠り続けた夢の中で、アリアローズは前世の自分を思い出していた。

前世では、王子の卒業の日。
その最中、アリアローズは8歳の時に婚約した王子から一方的な婚約破棄を告げられていた。
「私はエミリアと婚約することにした。よって、君との婚約は破棄する」
冷たく言い放つ王子にアリアローズは応じる事しか出来なかった。

前世での記憶を持った公爵令嬢が今世では生きるために頑張ろうとする話です。
設定とかゆるゆるです。
予定していたよりも長くなってしまいましたが、完結しているので気付いた所を直しながら投稿するつもりです。
よろしくお願いします。

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