【SSR級スキル配布神官】教会から追放された少年。みんなを喜ばせたくてスキルを授けていたら、伝説の村が爆誕しました。教会を見限った人たちが次々に僕の村へ押しかけてくるんですが、司教様は息してますか?

・短いあらすじ
スキルを授ける神官が、左遷先の村で数々の伝説をつくっていくお話。

・ちゃんとしたあらすじ

人間が「スキル」という異能の力を授かる世界。
数々の強力なスキルを授かった英雄たちが、歴史に名を刻んできた。

――太古の戦争においてたった一人で戦況を覆した魔導士。
――大国に蔓延した流行病を根絶した治癒士。
――剣の腕で右に出る者無しと謳われ、幾千もの魔物を討伐した剣聖。

そんな英雄たちの影に隠れた、けれど決して忘れてはならない不可欠な存在。
それが、スキル授与の儀式を行う「神官」である。

ある日、少年神官として王都教会に従事していた主人公リドは、教会の上司である大司教ゴルベールから左遷を命じられてしまう。

大司教の主張は「公爵家の令嬢に意味不明なスキルを授与したから左遷を命じる」というもの。
リドは授与したスキルの有用性を説くが、ゴルベールは聞く耳を持たなかった。

そうして、愛猫の黒猫シルキーと共に辺境の地へと追いやられることになったリドだったが、これが伝説の始まりだった。

そう――。
この時、リドを強引に左遷したゴルベールは知らなかったのだ。

リドがたった一人で最強種であるドラゴンを討伐できるほどの実力を持っていたことを。

そして、伝説級のスキルを思うがままに配布できる規格外の能力を持っていたことを。

数日後――。

「おーい、リドさん。今日もドラゴンを大量に狩ってきたぞ」
「リドさんからもらったスキルのおかげで何でも治療できる薬草が作れました!」
「まったく、リドさんほどの人を追放するなんて大司教サンは見る目ねえよなあ」

辺境の村ではただの村人がそんなやり取りを繰り広げていた――。

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