良家の令嬢である朱水院陵華(しゅすいいんりょうか)には、前世の記憶が存在する。
それは、紛争地帯で腕利きの傭兵だった記憶だ。
だが幾つもの戦場を渡り歩いた末に待っていたのは、仲間を庇って銃弾に倒れるという、あまりにも呆気ない最期だった。
そんな最期に虚しさを感じた陵華は、2度目の人生では、今度こそ平穏な生活を手に入れようと決意する。
目的のために弛まぬ努力を続ける陵華。
しかし持って生まれたその容姿と完璧主義が災い(?)し、いつの間にか陵華は、自身の通っている学校で1、2を争うほどの有名人になっていた。
このままでは……平穏な生活が遠のいてしまう……。
しかし……まだ諦めるのは早い……!!
平穏な生活を勝ち取るために一層努力を続ける陵華だったが――。
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