ハイエナが恋して何が悪い!〜婚約相手は冷遇された偽物聖女でした〜

著者:星影さき

獣人の国の第三王子リュカは『呪われた子』と呼ばれ、宮殿内で浮いた存在だった。
ライオン獣人の王子たちの中で、リュカだけが母方の血を色濃く継ぎ、ハイエナの獣人に生まれたからだ。

そんななか、リュカの立場を守り続けていた国王が謎の病におかされ、寝室から出られなくなってしまった。

その上、人間の国の『偽物聖女』がお前の婚約者になったと面倒事を押しつけられて……。

厄介払いのような婚約に頭を抱えるリュカだったが、やってきた偽物聖女フィオナは、病的なほどに痩せてはいたものの、心優しく穏やかで、健気な女性だった。

少しずつフィオナに惹かれていくリュカは、やがて彼女が痩せこけた理由と、王族の陰謀とを知ることになる。

「疎まれ者同士で似合いといえば似合いだし、この婚約、僕は悪くないと思っているよ」
そんな軽い気持ちから始まった関係だったのに、リュカのフィオナへの想いは次第に加速して――

陰謀を乗り越え愛を育む王子と聖女の、とびきり甘くてピュアな、獣人ラブストーリー!

※猫じゃらし様主催の「獣人春の恋祭り」参加作品です。

※前編、中編、後編の三話で完結。5月8日に全て投稿予定です。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー