真実の愛を見付けた婚約者に、無理矢理『悪魔閣下』へと嫁がされましたが、私も真実の愛を見付けたのでおあいこですわね。

著者:きゆり

「すまない、ロザリア。君との婚約を破棄させて欲しい」

定期的な婚約者様とのお茶会の席でのこと。唐突にそうおっしゃられた婚約者である王太子殿下のロベルト様。

「はい? 一体どういうことでしょうか」

ロベルト様はうっとりしたようなお顔でなにかを思い出すように言葉にした。

「真実の愛を見付けてしまったんだ」

は? 真実の愛? この方はなにを言っているのだろう。

ロザリア・ナジェスト公爵令嬢は長年必死に王妃教育を頑張っていたのにも関わらず、
王太子ロベルト殿下に婚約破棄を告げられる。

しかも真実の愛を見付けた!?
さらにはそのあとの言葉に耳を疑う。

『悪魔閣下』と呼ばれる辺境伯へと嫁げと言われたのだ。
なぜそんな理不尽な目に遭わなければならないのか。

ロザリアは傷付きながらもその運命を受け入れ悪魔閣下のいるダルヴァン辺境伯領へと向かう。

そこで待ち受けていたのは悪魔閣下と呼ばれる辺境伯だが……

予想外の辺境伯の姿にロザリアも次第に愛が芽生えていく。
今まで辛い想いをしてきた二人の真実の愛を見付けるお話。

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※このお話は作者の世界観にてなりたっております。貴族設定はゆるゆるです。

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