僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと交ざってみました。

王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりをつけて、とある三人の令嬢達に断罪を始めた。

ひっそりと空気になって様子を見ていたテレサだったが、ふと気付いてしまう。

あれ?これって、修道院に入れるチャンスなんじゃ?

子爵令嬢のテレサは、今は神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考えたのだ。
彼女はしれーっと断罪の列に四人目として加わると叫んだ。

「わたくしが代表して修道院へ参ります!」

野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。

『この娘、誰!?』

王太子による恐怖政治の中、猫をかぶってひっそりと地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、神父になっている『初恋の元伯爵令息』に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫をかぶっているだけなので、実際はお転婆です。

ユルいお話なので、深く考えずに読んでいただければと思います。

25000字くらいの短編です。
アルファポリス様にも投稿していますが、1話を長めに調整したり、少し修正しています。

完結しました。

タイトルですが、最初「混ざって」とつけていましたが、「交ざって」ではないかとご指摘いただき、変更いたしました。
教えていただきありがとうございました。
ずっと間違えていたなんて恥ずかしい……。
今後は気を付けます。

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