魔力無しの疎まれ居候令嬢ですが、薬師兼聖女として幸せになります

著者:雪熊猫

伯爵家の次女ではあるが、不義の子、罪人の娘、魔力無しの居候として冷遇されてきたティリーエ。

魔力がある者は、12歳の洗礼式で手の甲に花の紋様が顕現し、以降は自由に自分の属性のものを具現化できるが、ティリーエは何の紋様も出ず何も具現化することができなかった。
義姉は火を自由に出せるのに、ティリーエは何も出せないのだ。

しかしティリーエはある時、皆の魔力とは違う不思議な力が使えるようになっていることに気づく。
何もない空間から水や火を出すことはできないが、そこにある水や火を増やしたり減らしたり操ったりは自由にできるのだ。
しかも、傷や怪我も治せちゃうみたい??
皆とは違うこの力は…?
とりあえず、この謎の力は内緒にしとこう。どうせ碌なことにならないから…

伯爵家で使用人以下の扱いだった枯れ枝の骨皮すじえもん令嬢が、偶然お世話になった侯爵家で大切にされて美しく花開き、ついでに規格外の不思議な力が皆の役に立って喜ばれ、幸せになるまでのお話✿

※侯爵は比喩表現のセンスが壊滅的なトゥシャイボーイで、主人公もろとも鈍感です。
なかなかラブラブにはなりませんのでご注意下さい。

※7話目までは、主人公が虐められて辛い描写があります。身体的にグロテスクな表現は使っていませんが、精神的にやられますので、苦手な方はお勧めしません。
ただ、主人公は逆境を跳ね返して幸せになりますので、8話目以降は徐々に元気&幸せに向かいますのでご安心下さい(*^^*)

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