高校時代の後輩のユーレイに28年間守ってきた童貞を捧げた話

著者:昨夜名月

いつものように俺(二十八歳童貞)が会社から帰ると、部屋の前に女子高生が立っていた。怪しさ満点。無視して、部屋に入るも、ドア越しに彼女は言った。
「あの、私、楠真希菜(くすまきな)です」
その名前が高校時代の記憶をよみがえらせた。三年の一学期だけの後輩、真希菜(まきな)と過ごした時間の記憶を。

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