初恋相手との結婚で地獄をみたご令嬢は悪妻になりたくて奮闘する

 初恋の幼馴染との結婚式の日。彼は見た事も無い冷たく恐ろしい顔で私に告げた。

 血筋は良いのに面倒な後ろ盾がない、だからお前を買った。興味は無いから好きに暮らせばいい。

 後悔したけれど、窮乏した実家の支援が条件だから今さら離婚することも出来ない。

しかしどうやら、お金も好きに使えて、恋人を作ってもいい。風聞も気にしなくて良いらしい。

 私は義兄と一緒に暮らして悪妻を目指すことにした。『お願いだから離婚してください、離婚してくれるなら実家の援助も続けます』そう言わせるべく、立派な悪妻を目指す。

 お友達になった商人のルイさんにも協力してもらって、良い散財方法を探すうちに、女の子のための学校を作る夢を見つけた。私も男の子のように学校に通ってみたかったな。

※カクヨムにも掲載しています

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