殿下、貴方にだけは言われたくないのですが

「ノエリア、君との婚約を破棄させてもらう」
「えっ?」
「考えてみたまえ。君は特に一番に秀でた所が無いではないか」
「どういう事でしょう」
「わざわざ言わせるな。君の学業成績はリネア嬢、美しさで言えばカリーネ嬢に劣るではないか。身分で言えば君より家格が高い令嬢もいる」
『殿下、そういうあなたは何なのですか?』ノエリアは心の中で呟いた。

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