処刑聖女は王子を待つ

著者:鬼柳シン

 隣国との戦争の最中、聖女フィオナ・マーリエは国を支配しようとする一派によって処刑されようとしていた。しかし、フィオナは婚約者である第六王子のオルカを信じて、断頭台でも凛然としていた。その期待通り駆けつけたオルカだが、第一王子テルダンを王座に押し上げようとする急進派によって邪魔されてしまう。処刑の続行を宣言するテルダンだが、オルカは国一番の知将として急進派を黙らせ、処刑を保留とする。「必ず助けに行く」「はい。信じております」。再び投獄されるフィオナと、約束のために知力を巡らせるオルカ。二人の関係は、やがて戦争をも巻き込み――

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