高慢に振る舞う姉をもつ、ほどほどの妹の独白。

著者:相有 枝緖

美しいが高慢な姉と、なにごともほどほどな妹。デュクロ伯爵家の姉妹はそう社交界で評価されていた。姉がまた、妖精のように美しく、しかも優秀だと自覚してきたもので高慢さに拍車がかかっていた。そんな姉を持つリリアーヌのところに、突然今をときめく公爵家の嫡男から求婚の許可を願う手紙が届く。話を聞いて、リリアーヌには記憶に引っかかるものがあり――。   ほとほどと言われつつも、意外とちゃっかりしている妹の独白。   
誤字脱字報告ありがとうございます。とても助かります。   
ちょっとした後日談な蛇足をあとがきに追加しました。

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