国を守るために悪女のフリをしていた王女クラリッサは、初恋の相手である隣国の皇子ラウレンツに嫁ぐことが決まった。
楽しみにしていたクラリッサだったが、誤解したラウレンツはクラリッサを冷たく突き放す。
「私は貴女のような悪女を嫁に迎えるためにこの邸を支度していたわけではありません。正直に言って、最悪な気分です」
しかしクラリッサは、その声に夢中で何も聞いていなかった。
「…………なんて、素敵な声なの」
ラウレンツと両想いになるため、幸せな(?)新婚生活を守るため、クラリッサはこっそり学んだ薬草の知識を使って、前向きに完璧な淑女を目指して頑張ります!
でも、なかなか思うようにはいかなくて……?
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