腐れ縁だった幼馴染と10年振りに再会したら、通り魔に襲われて彼女と一緒に高校時代までタイムリープした

著者:青葉久

 ブラック企業に就職し、社会人になって三年目の高瀬悠也(たかせ・ゆうや)は仕事で多忙な日々を過ごしていた。

 プライベートの時間もない仕事だけの毎日に疲れ果てたクリスマスイブの夜。その日の仕事帰り、人生に疲れて自殺しようした悠也は、10年前に突然転校してしまった腐れ縁の幼馴染だった涼風咲茉(すずかぜ・えま)と偶然再会する。

 高校一年生の時、咲茉は誰もが見惚れる美人でスタイルも抜群と将来は安泰だと思っていたのに――なぜか今はコンビニでバイトしてる実家暮らしの生活を送っていた。

 久々に会って話が弾んだ後、悠也が咲茉を心配して家まで送り届けてると突如通り魔に襲われてしまい、二人は殺されてしまう。

 だが次に悠也が目を覚ますと、なぜか咲茉と二人で高校生だった頃にタイムリープしていた。

 突然の出来事に困惑する悠也だったが、夢でも現実でも構わないと言った咲茉が“ある提案”する。

「折角なら……私達で青春とか恋とか、一緒にやり直してみない?」

 咲茉の唐突な提案によって、悠也は彼女と二人で失ってしまった時間をやり直すことになる。

 咲茉と一緒に楽しい時間を過ごす悠也だったが、高校一年生の夏に彼女が転校することになった事情を知ることになり――

 これは大人になって再会して昔好きだったことを伝え合った二人が過去に戻って、もう一度互いを好きになる物語。

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