【11/10書籍発売】疲労困憊の子爵サーシャは失踪する 〜家出先で次期辺境伯が構ってきて困るのですが!【本編完結済み】

【コミカライズ企画進行中!】
 九歳の頃に父母を亡くし、子爵家の最後の跡取りとして残された一人娘のサーシャ=サルヴェニアには、子どもとしての自由な時間は少なかった。
 子どもとして――というより、人としての余暇が少なかった。

 子爵代理の叔父は、サーシャに事務を丸投げ。家令もそれに賛同する始末。
 そして何より、サルヴェニア子爵領は、交通の便がよく、鉱山もある栄えた領地で、領民の気性が荒く、統治者にとっての難所だったのだ。

 幼い頃から流されるままに、毎日のように領民に怒鳴られ、馬車馬のように働くサーシャ。

 へとへとに疲れ果てた十八歳の誕生日の日、婚約者のウィリアムに統治について説教をされ、心がポッキリ折れてしまった。

 ーー全部もう、要らないんじゃないかな?

 こうして、子爵サーシャ=サルヴェニア(十八歳)は、全てをぶち壊すようにして失踪したのである。

※苦境を脱して自分は幸せになり、軽く仕返しをする、割とシンプルなスカッとストーリーです。

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ツギクルブックス様にて11月10日に書籍発売予定です!
応援してくださった皆様のおかげです、本当にありがとうございました!
皆様の感想欄のご意見などを参考に加筆してみましたので、書籍の方もお手に取ってみていただけると嬉しいです。

※日間総合1位、週間総合1位、月間総合1位、四半期総合2位

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