猫人マイヤは運命の伴侶をみつけたい

「あなたたち、そろそろ山を降りて伴侶を探してきなさい」
 ある日突然、母が告げた。
「猫人でも、獣人でも、人間でも、かまわないわ。この人って思う相手がいたら、連れてきなさい」
 指示がざっくりすぎるが、子どもたちはたくましい。どこに行こうかワイワイ騒ぎながら、荷物をまとめる。
「俺は魚が食べたいから、海のあるところに行ってみる」
「アタシは竜人をつかまえにいくわー」
「とりあえず、世界一周してから考える」
 六人の猫人は手を振りながらさっくり出て行った。末っ子のマイヤだけは、まごまごしている。
 マイヤは母に言われた通り、ジェーザボルト王国にやってきた。学園で、好きな人ができたマイヤだが──。

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