当時中学1年の酉水東は肥満体型だった。
ある日、幼馴染である犬爪純礼に肥満体型を理由にフラれてしまう。
教室でメソメソと泣く酉水に、たまたま隣に座っていただけの繋がりである庚申妃紗が提案した。
「私がアンタを高校までに理想の男に育ててあげる」
その一言で、酉水東は高校入学までに理想の身体を手にする事ができ、知り合いのいない高校で華やかな生活を送るつもりでいたのだが、入学式当日に見覚えのある人物が新入生代表で壇上に上がった。
すれ違い、思惑、勘違い、嫉妬、嫌悪、困惑、そして愛情。様々な感情に翻弄されながら庚申妃紗はどのような答えを出すのか。
主人公の「酉水東」と、もう1人の主人公である「庚申妃紗」が繰り広げる、少し歪な物語。
レビュー