宮廷鍛冶師がいなくなって後悔しても今更もう遅い~「王家に伝わる伝説の武器に手入れなど不要」と無知な王子に追放され自由を得たので、念願だった最強の魔剣作製に専念する。引く手あまたなので帰る気は毛頭ない

著者:茨木野

「スレイ・キャンベル。貴様はこのパーティに必要ない。クビだ」

勇者として活躍する王子たちの武器防具の調整役として、パーティに参加していた宮廷鍛冶師スレイは、ある日突然追放宣言される。

「どんな物でも手入れせねば消耗します。俺がいなくなれば武器はなまくら、防具は紙切れ同然になって困りますよ?」

「黙れ。王家に伝わる伝説の武器防具に手入れなど不要だ。貴様が余計なことをするせいで魔王討伐が遅々として進ない。失せろ」

勇者の邪魔をしているという濡れ衣で、宮廷をクビになり、国外追放の憂き目にあってしまう。

「クビになったのなら仕方ない。実家に戻って念願だった最強の魔剣づくりに専念しよう」

父親の実家である刀鍛冶の里を拠点に構え、素材集めの一環として、冒険者として活躍していく。

「なんでドラゴンをワンパンで倒せるんですか!?」
「ハンマーの一振りで1000の剣を生み出すだと!?」
「あなたの剣やばすぎる! 軽く振って山を吹き飛ばしたよ!」

有能さをいかんなく発揮した結果、スレイは冒険者としても鍛冶師としても有名になっていく。

これは、今まで評価されていなかった元鍛冶師の青年が、最強の一振りを作る過程で、最強伝説すらも作ってしまう冒険譚。

宮廷鍛冶師がいなくなって後悔しても今更もう遅い~「王家に伝わる伝説の武器に手入れなど不要」と無知な王子に追放され自由を得たので、念願だった最強の魔剣作製に専念する。引く手あまたなので帰る気は毛頭ないのページへ

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