宮廷鍛冶師がいなくなって後悔しても今更もう遅い~「王家に伝わる伝説の武器に手入れなど不要」と無知な王子に追放され自由を得たので、念願だった最強の魔剣作製に専念する。引く手あまたなので帰る気は毛頭ない
「スレイ・キャンベル。貴様はこのパーティに必要ない。クビだ」
勇者として活躍する王子たちの武器防具の調整役として、パーティに参加していた宮廷鍛冶師スレイは、ある日突然追放宣言される。
「どんな物でも手入れせねば消耗します。俺がいなくなれば武器はなまくら、防具は紙切れ同然になって困りますよ?」
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