完結致しました!
3日連続で降り続く雨の中、橘隼人(たちばなはやと)は傘も差さずに、ただその場でじっと隼人を見つめる少女と出会う。
素通りするという選択肢はもちろんあった。
だが、ずぶ濡れの少女を前にして素通りするという人として疑う行為ができるほど、隼人は腐っていなかった。それが、1つ目の理由。
隼人が少女に話しかける。物語はそこから動き始める。
橘隼人には実の妹がいた。
妹の名前は橘紅葉。(たちばなくれは)
紅葉は2年前に交通事故で亡くなっている。隼人が素通りできなかった理由の2つ目の理由が、これであった。
その少女は、自分の死んだ妹と、姿形そっくりだったからだ。
けれど、それは当然のことだった。何故ならその少女は、別世界から来た橘紅葉本人だったからだ。
別世界とは一体?
隼人と少女の待つ運命は……!?
レビュー