隻眼・隻腕・隻脚の魔術師~森の小屋に籠っていたら早2000年。気づけば魔神と呼ばれてた。僕はただ魔術の探求をしたいだけなのに~

著者:すずすけ

 剣術や弓術が重要視さえるシルベ村に住む主人公エインズは、ただ一人魔法の可能性に心を惹かれていた。しかしシルベ村には魔法に関する豊富な知識や文化がなく、「こんな魔法があったらいいのに」と想像する毎日だった。
 そんな中、シルベ村を襲撃される。その時に初めて見た敵の『魔法』は、自らの上に崩れ落ちる瓦礫の中でエインズを魅了し、心を奪った。焼野原にされたシルベ村から、隣のタス村の住民にただ一人の生き残りとして救い出された。瓦礫から引き揚げられたエインズは右腕に左脚を失い、加えて右目も失明してしまっていた。しかし身体欠陥を持ったエインズの興味関心は魔法だけだった。
 タス村で2年過ごした時、村である事件が起き魔獣が跋扈する森に入ることとなった。そんな森の中でエインズの知らない魔術的要素を多く含んだ小屋を見つける。事件を無事解決し、小屋で魔術の探求を初めて2000年。魔術の探求に行き詰まり、外の世界に触れるため森を出ると、魔神として崇められる存在になっていた。そんなことに気づかずエインズは自分の好きなままに外の世界で魔術の探求に勤しむのであった。

※平日に投稿します。
※「魔法」と「魔術」の意味や使い分けも後々説明していきます。
第1章はプロローグ的意味合いの章になっています。
第2章から話を本格的に進めていく予定です。

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