《魔法少女をがんばっている令嬢と、訳あり王太子のラブコメ!》
私は世界でただひとりの魔法少女ツェツィーリエ。たまたま前世の記憶がよみがえり、自分がマンガの中の悪役令嬢だと気づいたの。しかも明日は主人公に婚約破棄され、明後日は惨殺死体となる予定よ。
婚約は乗り気ではなかったから破棄されるのは大歓迎! でも死ぬのはイヤだわ。こうなったら幼馴染である王太子のジークヴァルトに告白してしまおうかしら。いつのころからか嫌われて、今ではまったく交流はないのだけど。
まずは相棒の魔法生物かにんぴょんに相談ね。裸の付き合い(治癒よ!)もあって、誰よりも信頼できるの。
すべてを打ち明けるとかにんぴょんは、『任せて!』と言ってくれたわ。頼もしい! だけど――
ちょっと待って。どうして婚約破棄現場にジークヴァルトが来るの?
『今からお前は俺の婚約者』ってどういう意味?
かにんぴょんは一体なにをしたの?
(旧タイトル『殉職なんてしたくない! 〜惨殺される魔法少女な悪役令嬢に転生したので、犬猿の仲の王太子に秘めた思いを伝えることにしたのですが』)
レビュー