「この際はっきり言っておこう。お前に結婚はもう無理だ」
政略結婚の駒として、実の父から事実上の戦力外通告を受けてしまったパトリシア。
身長約160センチ、推定体重90キロ。お肌ボロボロ、髪はボサボサ、性格もかなり残念な伯爵令嬢として、ふいに異世界で覚醒してしまった〈私〉の前世は、シェイプアップと美ボディメイクを売りにしたパーソナルジムのトレーナーだった。
「見てなさい。私があなたをとびきりのお姫様にしてあげる」
かくて、残念令嬢パトリシアの、かなりガチめな肉体改造がスタートする。
トレーニングに邁進するパトリシアは、だが、気づかない。
いつの間にか、周囲が自分を見る目が大きく変わってきていることを――。
※平日は毎日更新を目指します。土日祝日はお休みです。
※ほぼ全ての章に(改)マークがついていますが、基本的に誤字脱字と「てにをは」の修正です。固有名詞を直したときは、最新話の前書きに修正内容を記載します。
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