まほりろの小説一覧

小説家になろう

短編「彼女が消えたことに誰も気づかない」

 私が聖女の力に目覚めてから一年。  誰も彼もが私をちやほやする。 「イザベラは昔から赤い薔薇が好きだっただろ?」 「イザベラは昔からアップルティーが好きだったよね?」 「イザベラが昔から大好きなチョコレートケーキを作らせたよ」  今日も婚約者や義兄や友人がわたしの好きなものをプレゼントしてくれ....
著者 : まほりろ
小説家になろう

連載版「夫婦にはなれないけど、家族にはなれると思っていた」

 金髪碧眼・眉目秀麗・成績優秀・魔術師としての才能を高く評価されている侯爵令息のリック。  そんな彼の婚約者のエミリーは、お菓子作りと裁縫が好きな平凡な子爵令嬢だった。    幼い頃から婚約者に不満を持っていたリックは、学園で出会った美少女ミアと浮気してしまう。  ミアに唆されたリックは、公衆の面前....
著者 : まほりろ
小説家になろう

短編「お前との婚約を破棄する!」「どちら様でしょうか?」糸目令嬢は開眼すると怖いんです 

 ニコレッタは卒業パーティーで、見覚えのない相手から婚約破棄される。  ニコレッタは常に笑顔を絶やさないことから、「糸目令嬢」と呼ばれ周囲に舐められていた。 「マクシミリアン、あの方どなただったかしら?」 「ピーター・クライン。 お嬢様の婚約者候補の一人だった男でございます」 「あーいましたわね、....
著者 : まほりろ
小説家になろう

【連載】「四度目の婚約破棄〜妹と弟に婚約者を奪われ行き遅れた私は、年下の美少年公爵令息に溺愛される」

 伯爵家の長女に生まれたアメリーは、父親の譲りの茶髪と黒い目の地味な少女だった。  アメリーの両親は、母親譲りの金色の髪と青い目を持って生まれた彼女の兄と妹と弟を溺愛し、アメリーを冷遇した。  祖父母はアメリーの将来を憂い、勉強や刺繍や詩を教えた。  しかしアメリーのそんな努力も虚しく、年頃になった....
著者 : まほりろ
小説家になろう

【短編】「悪役令嬢に転生しましたが、本編終了まではヒロインの邪魔をいたしません」

 自分がゲームの悪役令嬢で、卒業パーティで婚約破棄され、修道院に送られると知ったのは十二歳の時。  それから私は婚約者の王太子の機嫌を損ねないように、ゲームのヒロインを虐げないように、気を配って生きてきた。  だがやはり結末は変わらず、ゲームのシナリオ通りに婚約破棄されてしまった……。  フフフ、....
著者 : まほりろ