小説家になろう 拗らせて17年 ~乙女ゲームの端っこの更に裏~ 「お母様みたいな地味な女性が、この私の母親だなんてあり得ませんわ!」私は一体どこで娘の育て方を間違えたのだろう? 目の前で母親である私に向かって暴言を吐く、この美しい令嬢は私の実の娘である。やはり自分と釣り合わない美し過ぎる夫と結婚したことが、そもそも間違いだったのかもしれない。.... 著者 : 緑谷めい 2020.06.06 小説家になろう
小説家になろう 優しい嘘 「例の【罰ゲーム】の内容を考えたぞ」 放課後の空き教室から聞こえて来たのは、この国の第2王子カールの楽し気な声だった。 「ハインツ。お前、エリーザ・クラッセンに告白しろ」 突然、自分の名が出て来てエリーザは驚いた。思わず空き教室の扉に耳を寄せる――.... 著者 : 緑谷めい 2020.05.27 小説家になろう