小説家になろう 貧乏令嬢は婚約者への最初で最後の贈り物を婚約解消に決めた アネットは両親の死後、名ばかりの女性男爵となった。 借金は全てを売ってほとんど相殺となったが、爪に火を灯すような貧しい暮らしを余儀なくされていた。 そんな中、アネットに縁談話が持ち込まれる。 相手は平民だが魔法省高官の超エリート。 平民ゆえの軋轢を回避するために、名ばかりでも男爵位を持つアネットに白.... 著者 : キムラましゅろう 2024.04.11 小説家になろう
小説家になろう 恋人が私の前で違う女性を婚約者だと紹介していたお話、聞きたいですか? アリッサはその日、商業ギルドの職業斡旋ブースにいた。 三日前に逃げるように移り住んだこの街で新しく仕事を見つけるためだ。 そこの気のいいギルドの職員にアリッサは語り出す。 なぜ自分が単身この街に越してきた理由を。恋人だと思っていた相手が、知らずとはいえ自分の目の前で他の女性を婚約者だと紹介していたこ.... 著者 : キムラましゅろう 2024.03.13 小説家になろう
小説家になろう 夫はどうやら、遠征先でよろしくやっているようです。よろしくってなんですか? 別タイトル 『夫不在で進んでいく浮気疑惑物語』 シュリナの夫、フォルカー・クライブは王国騎士団第三連隊に所属する中隊の騎士の一人だ。 結婚式を挙げてすぐに起きてしまったスタンピード鎮圧のために三ヶ月前に遠征した。 待てど暮らせど帰って来ず、手紙も届かない状態で唯一の情報源が現地で夫に雇われたという.... 著者 : キムラましゅろう 2024.02.29 小説家になろう
小説家になろう 婚約者が魅了にかかりやがりましたので チェルカは自身の婚約者のことで悩んでいた。 王女の専属護衛騎士となってからというもの、婚約者は王女に夢中になってチェルカのことをおざなりに扱うようになったからだ。 婚約者に王女との距離がおかしいと何度伝えてもそんな目で見る方がおかしいと返される。それならいっそのこと婚約解消をと願っても、チェルカの事.... 著者 : キムラましゅろう 2024.02.02 小説家になろう
小説家になろう 私が妻でなくてもいいのでは? 夫には妻が二人いると言われている。 戸籍上の妻と仕事上の妻。 私は彼の姓を名乗り共に暮らす戸籍上の妻だけど、夫の側には常に仕事上の妻と呼ばれる女性副官がいた。 見合い結婚の私とは違い、副官である彼女は付き合いも長く多忙な夫と多くの時間を共有している。その胸に特別な恋情を抱いて。 一方私は新婚であるに.... 著者 : キムラましゅろう 2024.01.10 小説家になろう
小説家になろう その日がくるまでは 好き……大好き。 私は彼の事が好き。 今だけでいい。 彼がこの町にいる間だけは力いっぱい好きでいたい。 この想いを余す事なく伝えたい。 いずれは赦されて王都へ帰る彼と別れるその日がくるまで。 わたしは、彼に想いを伝え続ける。 故あって王都を追われたルークスに、凍える雪の日に拾われたひつじ。 ひ.... 著者 : キムラましゅろう 2023.12.28 小説家になろう
小説家になろう あのひとのいちばん大切なひと あのひとはわたしの大切なひと。 でも、あのひとにはわたしではない大切なひとがいる。 それでもいい。 あのひとの側にいられるなら。 あのひとの役にたてるなら。 でもそれも、もうすぐおしまい。 恋人を失ったアベルのために奮闘したリタ。 その恋人がアベルの元へ戻ると知り、リタは離れる決意をする。 一.... 著者 : キムラましゅろう 2023.12.06 小説家になろう
小説家になろう ある日、悪役令嬢の一人だと言われました 別タイトル『逆ハー生徒会執行部とその婚約者たち』 ある日仲良しの公爵令嬢がここは小説の世界で、自分たちの婚約者はその物語の主人公と恋仲になるのだと言い出した。そして自分たち一人ひとりが主人公を虐める悪役令嬢なのだと……。 このままでは自分たちは断罪エンドまっしぐら…らしい令嬢たちはその結末を回避す.... 著者 : キムラましゅろう 2023.11.22 小説家になろう
小説家になろう 報われない恋にサヨナラするプロセス アデリオール王国魔法省に勤める東方人のまほらはその日、長年後生大事に抱えてきた恋心を棄てることにした。 初恋の相手ブレイズ。彼にとって自分はどこまでも幼馴染でしかない事を悟り、その報われる事のない想いと決別する事にしたのだ。 そのために必要なプロセスを、まほらは順に辿ってゆく。 そしてそんなまほらが.... 著者 : キムラましゅろう 2023.11.09 小説家になろう
小説家になろう あなたと別れて、この子を生みました 約二年前、ジュリアは恋人だったクリスと別れた後、たった一人で息子のリューイを生んで育てていた。 クリスとは二度と会わないように生まれ育った王都を捨て地方でドリア屋を営んでいたジュリアだが、偶然にも最愛の息子リューイの父親であるクリスと再会してしまう。 自分にそっくりのリューイを見て、自分の息子ではな.... 著者 : キムラましゅろう 2023.10.26 小説家になろう