夏乃の小説一覧

小説家になろう

贄と呼ばれた少女の、幸せ

──逃げなくちゃ、私が、誰かがあの門を開けてしまう前に── 名のない少女は『贄』と呼ばれ、とある貴族屋敷の中で囚われの生活を送っていた。少女の周りにいるのは『贄に関わるな』と命じられた使用人だけ。物のように扱われ、遠巻きに嘲笑される日々。 そんな中、使用人の顔ぶれが変わり続ける。少女を囚えた貴族....
著者 : 夏乃
小説家になろう

【完結】草むしりと心の木

迷宮の浅層で薬草を摘んで細々と暮らす冒険者リナリア。 彼女に突然捧げられたのは、迷宮を単独踏破した稀代の英雄レオヴァルトの心の木だった。 それは彼の命そのもの。リナリアは突然の愛の告白と共に、彼の命綱を渡されてしまったのだ。 心の木は想う相手に捧げ交流を深めると、1年後に想いの結晶を結実する神聖な....
著者 : 夏乃
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すべては悪役令嬢の掌の上

王立貴族学園卒業パーティの最中。王国唯一の王子であるユーリウスが婚約破棄を宣言する。 その宣言を受け、ヒルデガルト公爵令嬢は嫣然と微笑んだ。 「ええ、わたくしは婚約破棄を受け入れるわ」 ――だって、すべては彼女の掌の上。 ※ざまあ亜種、もしくは変則的ざまぁ。ざまぁタグをつけるのはため....
著者 : 夏乃
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勇者な王太子殿下が魔王に呪われましたが私が即座に口付けします 〜報酬に3食とおやつと昼寝付き生活ありだと思う〜

宮廷舞踏会のさなかに魔王が封印を破り、勇者の子孫である王太子殿下に呪いをかけて異形の怪物へと姿を変えさせた。 呪いを解けるのは『清らかな乙女の口付け』だけ。 そのおぞましい姿を見て口付けをおくれる乙女は……すでにその場にいた。....
著者 : 夏乃
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ツン猫公爵令息は自身の純愛に気付かない〜幼いリス令嬢から目が離せない理由〜

猫獣人のエーヴァウトは公爵家の跡継ぎとして忙しい毎日を送っている。 それなのに、母は毎月必ずエーヴァウトに茶会の予定を押し付ける。幼いリス獣人の令嬢、リシェの世話役として彼を駆り出すのだ。 (全く、僕がいるからと油断をする……) ふたりの母親たちはリシェをエーヴァウトに任せきりにして茶会を楽しむ....
著者 : 夏乃