茜の小説一覧

小説家になろう

覚悟を持てなかった者の結論

その日、私は王妃になることを選ばなかった。そのままならば私は王妃になれた。けれど選ばなかった。それが覚悟を持てなかった私の結論。 短編【忠告を聞き届けなかった者たちの末路】にちょこっとでてきた、側妃となった第二王子の元婚約者のお話。そちらを読んでいただいた後お読みください。単品ではわかりづらいところ....
著者 : 茜
小説家になろう

魔族襲来。そのとき女は

この日、王国は建国祭でにぎわっていた。 それに水をさしたのは魔族の襲来であった。 魔族は言う。 「魔王軍は侵攻を開始した。最初の国はここだ」 絶望の最中、女は現れた。....
著者 : 茜
小説家になろう

カルネウス王国公文書(1756年)より

「恐れながら、陛下。私の忠誠は国にございます。」 そう口にした少女の決意は国の転換点となった。 世界の転換点にはロマンが潜むものである。 私はロマンを追及するものとして世界の転換点について考察していきたい。 ――アルヴィド・バックリーン著「世界の転換点に対する考察」より抜粋....
著者 : 茜
小説家になろう

彼女はハウエル家の人間なのでした

侯爵家令嬢アイリーン・ハウエルは王女殿下マリベル様を狙った凶手からとっさに庇った。結果、御身をお守りすることができたものの、殿下の代わりに背中に矢傷を負ってしまう。しばらくの静養の後、完治したものの、傷跡はその背に残ってしまう。シーズンの始まりを告げる王城での舞踏会に参加することとなった彼女は、傷物....
著者 : 茜
小説家になろう

忠告を聞き届けなかった者たちの末路

この世界ではあまりに魔力量がかけ離れていると魔力によって中毒死を起こすことがある。そのため、魔力量に合わせて婚姻する必要があった。とはいえ、平民同士、貴族同士であれば基本的にそこまでの魔力差が生まれることはなく、普段からそのようなことを気にして過ごすものはいなかった。特に貴族たちは魔力量のことも含め....
著者 : 茜