鈴宮の小説一覧

小説家になろう

俺の話を聞いてもらえますか?

 フリュヴェラ王国の王位継承者は、王女シュリズィエただ一人。彼女には、将来の王配に相応しい、レグラスという婚約者がいた。レグラスは冷静沈着で文武両道、優秀な侯爵令息だが、少しばかり感情表現に乏しく、そんな彼を貴族たちは『氷のようだ』と噂していた。  ある日のこと、シュリズィエは父親と母親が新たな命....
著者 : 鈴宮
小説家になろう

おまえじゃ、ダメだ

 シェイラは幼い頃、王太子サイラスの妃候補として城に集められた経験を持つ伯爵令嬢。けれどシェイラはある日、サイラスが『シェイラじゃダメだ』と口にしているのを耳にし、城に通うのを止めてしまう。  それから六年後。十六歳のシェイラは学園への初登校日を迎えていた。壇上から皆に向かって挨拶をするサイラス。....
著者 : 鈴宮
小説家になろう

恋人になってくれませんか?

 男爵令嬢グラディアにはクリストフという幼馴染がいる。侯爵家の跡取り息子である彼は、グラディアの親友であるロジーナとの婚約が内定していた。けれど、クリストフはグラディアが好きだからという理由で、ロジーナとの婚約を拒否。  困り果てたグラディアは、学園内にあるとある部屋を訪れる。そこには魔術科のナンバ....
著者 : 鈴宮
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聖女、君子じゃございません

 ローランは今代の聖女に仕える騎士。けれど、平民出身の聖女アーシュラは、その可憐な容姿に似合わず、どこか間の抜けた、掴み所のない少女だった。  王宮に留まりたくないアーシュラのせいで国内を旅することになった二人。名目は『聖女の力を平等に国民に届けること』だというのに、アーシュラは「眠い」と言って布団....
著者 : 鈴宮
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恥を知れ

 皇帝の側近カーティスは、その冷たい態度により、周囲から酷く恐れられている。とりわけ女性への態度が冷たいことから、主人である皇帝アーロンから結婚を急かされる始末。そんな時、カーティスは皇妃エヴァから『似合いの女性がいる』と紹介を受ける。伯爵令嬢ルーナだ。ルーナはカーティスに負けず劣らず氷のように冷た....
著者 : 鈴宮
小説家になろう

皆まで言うな

 伯爵令嬢シンシアの婚約者は、バッカスという稀代のモテ男だった。彼は、来るもの拒まず、たくさんの令嬢を側に侍らせ、シンシアやシンシアの父親の忠告にも耳を貸すことは無い。  そんなバッカスがある日、本気の恋に落ちた。けれどそのお相手が問題で、シンシアもバッカスの親友ウィリアムも顔を顰める。必死で忠告し....
著者 : 鈴宮
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【SCOOP】王太子殿下には想い人がいるらしい【殿下付き侍女の取材記録】

 マイリーは、王太子・アスター殿下の侍女として働く16歳。けれど、彼女が侍女を志した理由は、誰よりも早く、アスター殿下の結婚事情をスクープするためだった。マイリーには自身が見たものをそのまま紙に写し出せるという特殊能力があり、日々殿下の婚約者候補たちを画像に収めたり、侍女としての仕事をを通じて、スク....
著者 : 鈴宮
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所詮、あなたは愛されない

 幼い頃に母親を亡くした伯爵令嬢ブリジットは、父親の後妻と腹違いの妹であるスカーレットから「所詮、あなたは愛されていない」と日々蔑まれ、抑圧された生活を送っていた。スカーレットは「自分は愛されているから」とブリジットの婚約者を奪い取り、自分の縁談を押し付ける。  新しい婚約者ヒューゴと対面したブリジ....
著者 : 鈴宮