目が覚めたら、好きな人の腕の中でした。
「……昨日の記憶がないなんて、言えません!」
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冷酷、苛烈、無表情と噂のイケメン若社長の秘書に(なぜだか)抜擢されてしまった真帆。
学生時代、友達の代理でメイドカフェでほんのひと時バイトをしていた真帆は、その社長がメイドカフェで出会ったお客さんで、初恋のひとだったと気がつくけれど……。
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事情があり、かつて嫌々ながらメイドカフェを訪れた海斗。そこで出会ったメイド、リゼに恋をするも想いを告げる前にリゼは店を辞めてしまう。
時は経ち、海斗は父親の会社を継ぐ。
そこで自分の秘書としてやってきた女性が「リゼ」だと気がついた海斗は、今度こそ想いを告げた、つもりだったけれど。
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真剣にお付き合いしてるつもりの海斗(経験豊富な恋愛初心者、わりと残念系イケメン)と、愛人(?)にされたと勘違いしてる真帆。
「ただの愛人なのに、こんなに大切にしてもらっていいのかなぁ」
「俺の恋人が可愛すぎて辛い」
なんだかすれ違ってる2人の、よく分からないいちゃらぶオフィスラブ(予定)です。
アルファポリスにて「鈍感秘書は辣腕社長に溺愛されていますが、どうにもすれ違い気味みたいです」の改稿版です。
多少増量しております。
(にしのムラサキ)
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