劇薬博士の溺愛処方

 日下部三葉、二十五歳。職業、薬剤師。
 大学を出て総合病院の薬局に就職したものの、人間関係で躓いて一年足らずで転職。
 いまの職場はそこから離れた都内のちいさな薬局。叔父夫婦が経営しているここなら大丈夫、やっていけると思ったけれど……叔父が一か月しないうちに交通事故で入院してしまい、店長代理になってしまった。
 おまけに金曜日の夜、劇薬のような男性と再会してしまう。
 それはかつての職場でしきりに愛を囁き三葉を苦しめた医学博士、大倉琉。
 流されるものかと逃げていた三葉だったけど……彼はとんでもないことを要求してきたのだ。

「君がいなくなってから、勃たないんだけど、どうしてくれる?」

   * * *

 初出・プチプリンセス。
 ムーンライトノベルズ・アルファポリスでも公開中。
 薬剤師ヒロインと彼女を愛してやまない整形外科医の基本ほのぼのしつつときどき過激(?)なラブコメディです。

レビュー